感染者増加について

東京でのコロナ感染者の増加が止まらない。

以前は、陽性者の増加は、検査した人の数が 増えるから、この統計上増えるだけだという話もあったが、 今回の増加はそれだけでは説明がつかないような気がする。

増加が顕著になったのは7月の後半から。

オリンピック関係者が日本に入ってきてから一週間あるいはニ週間経ってからである。

このような増加傾向は、インドネシアでもレバラン明けに少し時間が空いてから感染爆発した時と同じ傾向だ。

IOC のバッハ会長はオリンピックの開催と感染の爆発は関係ないと一点張りだ。

しかし、彼は感染症の専門家でもなければ、コロナウィルスの専門家でもない。そのような人の言葉を鵜呑みにし、オリンピックと感染爆発は関係ないと言い切れるのだろうか。 このような被害を出した IOC は何らかの責任を取るべきだと考える。

IOC は最終的な決断をしたのは、日本政府だと言うかもしれないが、日本政府は IOC からの圧力に異議を唱えることはできなかったはずなので、すべての責任は IOC にあると考える。そもそも今回の件で、日本政府としては無観客でやるなどが必要になったため、オリンピックを中止にする方がよっぽどメリットがあったはずなので、開催開催と強い圧力をかけたのは IOC側からに決まっている。

ただ、日本国民があまりオリンピック開催と感染爆発に触れないのは、日本人アスリートの大活躍があったからだと思う。しかし、我々は日本人アスリートたちに大きな感謝をしつつも 、IOC の無責任な態度にはやはり一言を言うべきではないかと考える。

このように感染爆発が起こったせいで、医療崩壊に近い状態となり、軽症者は自宅療養になってしまった。これが医療大国日本で起こってしまったことは、非常に残念である。もちろん、このような措置は仕方ないことだとは思うが、 IOC の責任は重い。

オリンピックが開催されたことにより、日本国内がたくさんの感動に包まれたことは否めないが、いつまでも責任逃れをして、逃げ回り、私欲を肥やして、 日本をコロナ地獄に変えたIOCを許してはいけない。IOCが手にしたであろう巨額の富を回収し、日本のコロナ補償に宛ててほしい。そして、日本人の命と生活を危機に追いやったバッハ会長からの謝罪もあるべきだ。