MRJ復活について

どういうわけか最近話題にならないが、いまどうなっているのかな?と気になったのは、MRJ計画について。ホンダジェットという本当に素晴らしい技術をたくさん詰め込んだ小型飛行機は世界中で売れており、売上は世界一であり日本の誇りである。ただ、ホンダジェットは米国産だが。

しかし、これとは対照的に、なかなか最終試験に合格しないまま、何度も計画が延期され続けていたのが、タイトルのMRJである。これは、Mitsubishi Regional Jetのことであり、日本産の小型旅客機である。様々なところから、開発段階でも受注していたが、調べてみたら、2020年10月に開発の凍結が発表されていた。

日本において、国産民間機は悲願だったはずであり、また日本は多くの企業は飛行機の部品の製造に携わっており、多くの技術が日本にはあったはずだが、どうして凍結に至ったのか。確かに、開発が遅れたことにより、出費がかさみ、開発完了しても、黒字化する見通しがないなどの話もあったが、そもそも国策であり、利益は度外視でとりあえずは仕方ないのではないか?また、国内の航空会社が海外から買わずに住むことで国内に落とせることを考えば、ここでの赤字は税金で保証することで、特に問題なかったはずではある。

そもそも、日本は戦後、飛行機の開発、製造は禁止されていた。ホンダジェットもhondaがアメリカで子会社を作って開発を進めていたが、MRJのような純国産という意味では、政官民一体で進めていたこれが本当に久しぶりの飛行機計画だったはずである。これが凍結してしまうのは本当に残念である。

技術的な問題なのか、金銭的な問題なのか、それとも、政治的な問題なのか。

またいつか、再開してもらえないかと願うばかりである。