雲について

以前の記事で、人生の楽しみについて書いて、人生毎日何もしなくても楽しめることが多いということを説明したが、すっかり忘れていたのは、雲についてだった。

空を眺めるのが好きな人は多く、勝手な想像ではあるが、その半分は月や星、オーロラなどの夜空が好きで、残りの3割は夕日や日の出など太陽に関連する空が好きで、残りの2割を飛行物体(飛行機、ヘリコプター、気球などと、未確認飛行物体を含む)が好きな人と、雲が好きな人で分け合うような感じかと思う。もちろん、ここは色んな意見があるし、統計も取りづらいところだとも思うので、これ以上書かないが、何が言いたいかと言えば、私は空の中で一番雲が好きで、しかしそれは空好きの中では少数派であるはずなので、その魅力を書きたい、ということだけである。

まずは、雲の一番の魅力はなんと言ってもその多種多様な姿である。雲にもその特徴や季節によっていくつかの名前があり、入道雲なんかは有名であるが、そんな名前はあまり関係なく、とりあえず色んな形がある。そして、次の魅力は、その形が一瞬、刹那の姿であり、少し目を離せばすぐに別の姿になってしまうことである。星座のように何千年も同じというものとは全く違う。そして、最後はどこでも見れることである。星空や朝日夕日は場所を選ぶが、雲は都会のど真ん中だろうが、空さえ見えればいつでも見ることが出来る。

なんでこんな記事を突然書いたのかと言えば、写真を整理したら、以前撮りためていた雲の写真がたくさん出てきたからだ。学生時代後期から社会人なりたてくらいの時期だから、ざっと15年前くらいの話ではあるが、とても懐かしかった。また、さらに本棚には雲の写真集もあった。当時はよほど好きだったんだなぁと思う。


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そして、今でも空を見上げると、雲の形に人の顔だとか、象だとか、車だとか、または幾何学模様を見たり、色んな想像をしながら見るのは面白い。そして、雲もまた自分で何もしなくても楽しみを与えてくれる存在であることも忘れてはいけない。人生って、こんなことがきっと面白い。