リフォームについて part3

これまで、水廻りの洗面台、トイレ、お風呂と書いてきたが、最後はキッチンである。

日本が家で食事を作って食べるということを放棄して、以前の記事で書いた配給制になればキッチンは不要、または最小限でよくなるが、逆に巣ごもりが今後も続き、外食が制限されるようになれば、キッチンがこれまでのものより一番長く時間を費やす場所になってくる。

また昔はキッチンというと裏、という感じでお客さんには特に見せないというコンセプトが多かったように思うが、今では見せるキッチンというか、リビングの一部として設計されていて、作る人、食べる人が一体化するようなものが多い。そうなると、使い勝手もそうだが、見た目もとても重要になると考えられる。

キッチンと言っても、まずは構造によっていくつかタイプがある。アイランドキッチンと言って、言葉の通り、島のようにグルっと一周導線があるタイプでとても開放的であり、まさに魅せるキッチンの代名詞的存在。家族やお客さんと一緒に作り食べる感じがとても良い。ただ、料理をしていると、揚げ物があったり、魚を焼いたり、何かをこぼしたり、とにかく汚れたり、壊れたり、傷ついたり、そんなものも全部さらけ出してしまうので、お手入れや管理には神経を使うんじゃないかなと思う。次は、ペニンシュラタイプ。これも、読んで字の如く、半島ということで、片側が壁などで閉じられていて、半分が解放されているようなタイプ。こちらのほうが一般的かもしれない。あとは、L字タイプで、火を使う部分が少し奥まっていて、カウンター(作業場)と水栓だけが前に出てくるタイプ。これだと、隠したいところは隠せて、収納のそれなりにしやすいかなとも思うが、少し閉鎖的に見えるかもしれない。このどれを選ぶかというのは一長一短あり、特に優劣はないようにも思う。

次に大きな選択としては、IHヒーターかガスコンロか。これも好みがあるが、IHが出てきてかなり時間は経つものの、未だに普及率はガスが優勢。昔は、IHの電磁波の健康被害とか、IHの火力不足なども囁かれたが、今はそんなことも解消されているように思うし、また火は火事になりやすいとも思うが、停電時にガスは使えるとか、直接火で炙ることが出来るとか、立ち上がりが早いとか、ガスコンロの人気は健在である。

この辺りを決めたら、続いてはキッチン設備の検討に入る。今回紹介するメーカーは、クリナップ、タカラスタンダード、PanasonicLIXILである。

クリナップは、なんと言ってもステンレスに強みを持っており、全体的にシンプルなイメージだが、とにかく丈夫でお手入れ簡単。ステンレスはとても優れた素材だと思う。

続いてはタカラスタンダードだが、こちらは毎度のホーロー。クリナップと同様にシンプルで丈夫、それに加えてホーローなので、収納などの自由度は高い。料理のどんな汚れもひと拭きで落とせて、熱にも強いのが特徴。

Panasonicはカタログなどを見ても、とにかくかっこいい。お風呂もそうだったが、Panasonicの製品は色や形など、毎日ハッピーになるようなものが多くて魅力的である。

そして最後はLIXIL。特徴として挙げるものは少ないのだが、水栓のシンクだったり、収納だったり、とにかくこだわりが多く、使っていて楽しい。上から引いて出てくる収納とか、多機能な水栓タンクとか、工夫が色々あるのが嬉しい。

 

こうしてここまで、3つの記事に分けて書いてきた水廻りリフォームについてだが、総論として、結局何を選ぶのかと考えてみた。

すると、水廻りならではの基準として、シンプルで、丈夫で、掃除がしやすい、というのがこの水廻りでは重要なのではないか?と思い始めた。

これまで、色々見てきて、どんどん新しい機能やワクワクするようなデザインがたくさん出ていることに驚かされるが、飾っておくものであれば別だが、毎日使い、毎日掃除し、壊れたら生活に支障が出るこれらのものは、シンプルで、丈夫で、掃除が楽という点で選ぶのがいいように思えてきた。

そう考えると、ハイパーグレードのようなものはあまり必要ないのかなと思う。もちろん、ウィンドウショッピングをしていると、本当に夢のようなトイレだったり、お風呂があって、憧れたりもしたが、一周回って、またシンプルなものに魅力を感じ始めた。豪華なものは、何度も見ているうちにだんだんと目が慣れてきて、自分の日常と比べると、そこまで必要ないかなと、ふと思えるようになってきた。

ただ、シンプルとはいえ、安いものを買うというのではない。TOTOで言えば陶器、クリナップで言えばステンレス、タカラスタンダードで言えばホーローのように、各社社運をかけた素材があり、これは必ずどのメーカーを選ぶにしても、最高の素材を使っている製品を選ぶのがいいと思う。素材ごとの優劣を語れる程、それぞれの素材について知らないが、グレードを下げすぎると、素材の質が下がるので、他のオプションはなくても、素材の質だけでもいいものを選びたい。

そして、今の所、どのメーカーのものを使ってみたいのかと言えば、タカラスタンダードである。やはりホーローは素晴らしく、水廻りは全てホーローにしたい。ただ、トイレの便器はTOTOの陶器だったり、キッチンの一部はクリナップのステンレスもいいと思う。

私の家は中古なので、現在はタカラスタンダードの製品は何もないので使ってみた感想などは書けないが、今後何かそういう機会があれば、検討してみたい。

また、調べてみると、今回の4つの製品には、まだまだここでは紹介しきれなかったメーカーも多いので、この記事を読んだキッカケに見てみてもいいかもしれない。

最初にも書いたが、こんな大掛かりなリフォームはなかなか出来るものではないので、ゆっくりじっくり調べられるが、逆に壊れたらすぐに修理や交換が必要なので、日常的に見ておくというのも悪くはない。

また、ネットでウィンドウショッピングを一通りしたら、各メーカーのショールームに行ってみるのも面白い。特に、Panasonicとか、TOTOとか、バリエーションの多いメーカーのは参考になると思う。