スワローズについて

前回スワローズがセ界一になった日にうちの長男は生まれた。2つの喜びを同時に噛み締めてから、もう6年が経った。

マジックが点灯してからは、もう毎日ソワソワして、仕事も、生活も、浮き足立つ感じである。スワローズファンとして、もう20年以上生きてきて、基本的には負けることが常で、勝つと嬉しいというのが多くのシーズンだったが、今シーズンの特に後半は、負けるのが悔しいという稀なシーズンになっている。

スワローズを語る上で、色んな切り口があるなぁと思うのだが、今の首脳陣、またはこれまでのも含めて、スワローズはずっと野村克也さんとその教え子である野村チルドレンによって運営されてきたという観点からまずは見てみる。

野村克也さんの言葉で、私の中に残っているのは、金を残すのは三流、名を残すは二流、人を残すは一流。これを考えてみると、古田敦也真中満ときて、高津臣吾が監督になったり、コーチや二軍監督にも、池山隆寛土橋勝征伊藤智仁飯田哲也、などなど枚挙にいとまがないくらい、スワローズには多くの野村チルドレンがいて、まさに、野村克也さんは、人を残した一流の指導者だったと思うし、スワローズがその歴史をずっと受け継いでいるのが、見ていて楽しい。今回のオリンピックの稲葉ジャパンも、ヤクルトファン目線から観ていると、単に日本代表というだけでなく、野村チルドレンの野球として観れたので、より楽しめた。私がヤクルトファンになった時というのは、野村克也監督で、キャッチャー古田という時代だったので、本当にずっと同じチームを応援しているという実感がある。

また、スター選手がずっとカッコ良かった。見始めた頃は、古田敦也広澤克実池山隆寛飯田哲也土橋勝征真中満がみんな若くて、しばらくしてから、宮本慎也岩村明憲稲葉篤紀。もう少し経つと、青木宣親川端慎吾山田哲人。そして、今はなんと言っても村上宗隆。また、助っ人外国人も、スワローズはいい選手が多かった。特に印象深いのはハウエル、ペタジーニ、ラミレス、バレンティン、そして今のオスナ&サンタナのコンビ。いつも試合始まる前に選手の名前がバックスクリーンに並べられる時には、ものすごい高揚感がある。

スワローズの魅力なのかどうかは分からないが、神宮球場はとてもいい球場である。まず、ドームではないので、夏場のナイターは本当に最高である。もちろん、雨が降ったり、夏場のデーゲームだったり、ドームではないことによる辛い局面もあるが、やはり夏のナイターを思うと、屋根はない方がよい。

ピッチャーのことはあまり書いていないが、伊藤智仁はまさにセンセーショナルで、石井一久、そして、館山昌平石川雅規の2枚看板時代もあり、小川泰弘ときて、最近では奥川恭伸。抑えもロケットボーイズ石井弘寿五十嵐亮太、林昌勇。もちろん、高津臣吾。今では、マクガフ、石山泰稚、そして清水昇。

また、成績もそうだが、ヤクルトのベンチはいつも明るく楽しい雰囲気があり、明るい選手も多かった。ギャオス内藤から始まり、真中満上田剛史、そして今はシーズン途中から入った田口麗斗がその役目を担っているようにも見える。そして、この部門に欠かせないのが、助っ人外国人のホージーやラミレス。外国人のスキルはやはり高いのだが、日本に慣れないことで成績を残せない選手も多いが、逆に上手く馴染めることで、本国よりも成績が上がることがある。私も海外で働いてよく分かるが、生活を安定させることは仕事のモチベーションやアウトプットにとても影するので、スワローズに入った外国人はいい雰囲気のなかで、活躍する選手が多い。

 

まだまだ書きたいことは多いが、まだまだ残り試合もあるので、応援を続けたい。

 

さぁ、M4!!

なんとか優勝して欲しい。