JCBについて part2

まさかこの記事の第二弾を書くことになるとは思わなかったが、残念なニュースがあったので、書くことにした。

現在、ロシアのウクライナ侵攻に抗議または制裁の意味を込めて、多くの企業がロシアからの撤退を表明している。

確かに、工場やオフィスなどで、本国からの出向者が多いところは、彼らの安全も考慮し撤退も間違いではないだろうし、ある程度、欧米との歩調を合わせないといけないのも分かるが、今回、なんとJCBが決済の中止をするというので、非常に残念な気持ちになった。

以前の記事でも書いたように、JCBは世界で認められている日本ブランドのクレジットカードで、海外で使われれば、その手数料が日本に入ってくるという金のなる木なのである。そして、日本を除いて最もJCBを使っているのが、他でもないロシアであることも、前回の記事で紹介した。

そもそも、クレジットカードの仕組みとして、使われれば使われる程、変な言い方かもしれないが、その国のお金が流出するわけで、決してその国を豊かにはしない。同じ事が日本でもアメリカのVISA, masterなどを使い続けることでも言えるのだが、ロシアに対しても同じ事だ。確かにクレジットカードがあることで国民生活は便利にはなるが、制裁としての意味は極めて薄いようにも思う。

よって、アメリカのクレジットカード会社が撤退するというのは彼らの政治的意思によるものだとは思うが、むしろJCBが優位な立場にあるロシアであれば、この機会にさらなるシェアを拡大することが重要に思う。

欧米と一緒になって撤退をすれば、また平時に戻った時に加盟店を増やしたり、発行枚数を伸ばそうとしても、また何かあれば撤退するんでしょ?という空気で上手くいかないような気もする。他にたくさんの国でシェアがあってロシアを捨ててもいいというなら別だが、JCBにとって他のカード会社と比べてロシアは超重要拠点であるにも関わらず、この判断はもったいない。

逆にもし他のクレジットカード会社が撤退する中、JCBは残ります、という宣言を出せばより信頼が増し、ビジネスも拡大出来る。アメリカを避けていたロシアこそ、JCBブルーオーシャンだったはずなのだ。

これをやると火事場泥棒みたいに思われるのかもしれないが、先程も書いたように、クレジットカードはロシアからお金を取る活動であり、例えば製造業で雇用を促進したり、部品の調達等で貢献するビジネスとは違うので、確かに儲かりはするが、ロシアに利益という意味では少ないし、例えば儲けた分の一部をウクライナ復興基金とするとか、そういう対応であれば、誰も文句は言えなかったはずなのに、非常に残念である。

そんな中、ユニクロはロシアでの業務を続けるとした。決して悪い判断ではないと思う。それこそ、ロシアにお金を落とすことにはなるし、クレジットカード業務よりは止めた場合の制裁の意味合いは強いが、批判はそれ程多くないことを考えると、ますますJCBの判断は不可解に思える。

脱原発やら、電気自動車やら、我々日本は常に欧米に追随して、ババを引かされてるという印象があるが、今回の件も、日本がロシアに制裁を進めるのは違和感がある。そして、非友好国認定をされたら抗議するのも、少し間抜けだ。ロシアからすれば、経済制裁をしているんだから、とても友好国とは思えないと考えるのは至極当然であり、友好国でいたいのであれば、何も欧米とそこまで歩調を合わせる必要がない。

ロシアからの魚介類、木材、ガスや石油、鉱物資源などの輸入も制限すれば、今度は国民生活が大打撃を受ける。ロシアも売り先に困れば多少安く売ってくれるようになるのであれば、国民の生活を守る政府の役割はむしろロシアから買い続けることなのでは?とも思う。そうすると、欧米からの経済制裁を受けるかもしれないと考えられるが、経済制裁というのは諸刃の剣であり、彼らもロシアと日本と中国と、みたいに多くの国に対して行うことは難しいだろうし、日本にとってロシアというのは隣国であり、経済以外の繋がりも多く、欧米と同じくらい大切な国だ。

例えば、今回の戦争がロシアが完全に悪い、危険な国だとなれば話は分かるが、前回の記事にも書いたように、ロシアだけが悪いとも言えない状況で、この政府やJCBの対応は非常に残念でならない。

欧米と歩調を合わせて経済制裁を進める日本。ロシアに非友好国認定されたら抗議する日本。経済制裁として行った策で国民生活を犠牲にする日本。なんだか、とてもチグハグな事を繰り返しているように思う。

火事場泥棒と言われようとも、日本は日本や日本人の生活、さらには日本の将来のために、本当に大切な施策をやって欲しいものである。一時の感情を煽り、欧米の言いなりになってしまっては、独立国としての尊厳を損ないはしないか。日本人はあまり知らないかもしれないが、ロシアは親日家がとても多い国でもある。是非、日本は日本なりの判断で事を進めて欲しい。

誤解しないでもらいたいのは、今回のロシアの行動を称賛することではない。ただ、少し冷静になって、何が本当に日本にとって重要なのか、もう少し日本国として、考えるべきだと言っているのだ。

ウクライナ問題について part2

非常に不幸な状況が続いて、毎日、胸が張り裂けそうな思いがする。

少し安心なのは多くの人が、平和を望み、No Warと訴える姿が見えたこと。一般市民はみんな戦争は嫌なんだと実感できた。

ただ、少し不安に思ったことがある。それは世界的に、一部セルビアとか、中国とかを除いて、ロシア、またはプーチンを悪者にして、この戦争の責任を押し付けているところである。

確かに、ロシアは悪いし、プーチンのGo sign無しにこの戦争は始まらなかったということは十分に理解出来るものの、ロシアまたはプーチンだけが悪いとしてしまえば、世界から戦争がなくなることはない。この不幸な経験を繰り返されないために、どう考えるのかが非常に重要だと考える。

プーチンは自分の命をかけてこの戦争に踏み出したことは言うまでもない。直接的にこの戦争中に命を失うということも考えられるが、戦争後または大統領失脚後に、暗殺なり、"合法的な"裁判により、命を奪われる可能性は十分にある中でこの判断をしたというのは、よっぽどのことがあったから、と考える。それは、ロシア政治が大統領の権限が強く大統領の命令が絶対だということから、大統領はそれなりのリスクも同時に背負うことになるという背景に基づく。日本の場合は、何か起こっても誰が悪いのか、よく分からない仕組みになっているので、ある意味集団無責任状態になるし、このロシアのスタイルは理解出来ないかもしれない。

今、ロシア国内でも多くの人が戦争に反対をしている。その中でもまだ暗殺等を恐れて声を出せない人も多いのは理解出来る。それは、人道的な観点だけでなく、オリンピックに出さないとか、経済制裁とか、ロシア人の生活にも暗い影を落としているわけだから、不満は溜まっているはずである。しかし、プーチンの頭に欧米諸国からこのような対応をされることは当然想定の範囲内であっただろうし、国民の不満がたまることも想定内だったはずである。そして、この戦争が終わり失脚すれば、ボロボロになった経済などに不満を持った人々から訴求されることも頭にないわけではないだろう。ロシアは言わずと知れた暗殺大国であり、プーチンがその命を外国ではなく、国内勢力にも狙われていることも想定内であるだろうが、その上での判断なのだ。

冷戦終結以来、NATOにとっての最大の懸念、または脅威は間違いなくロシアであり、その弱体化のためにあらゆる手段を講じてきた。最たる例は旧ソビエト国家のEUNATOへの加入である。自由主義、資本主義、民主主義などそんな言葉を使って、ロシアからの解放という名目で、広くは米国の傀儡政権を作っていくという活動をずっと続けてきた。

その国が望んでいることなので仕方ないとも言えるが、それは同時にロシアの危機感を煽ってきた。ロシアは歴史上、常に国境を侵されてきた。周りは常に敵だらけという根本的な考えがある。これまでの行動が、その琴線にずっと触れてきたわけだ。旧ソビエト国家が欧州との間に入り、どちらにもつかないような、そんな緩衝材のような存在であれば、まだロシアも安心出来たとは思うが、ウクライナが欧州側に入っては、やはりリスクが高いと感じるのも無理はない、というか火を見るより明らかだったはずだ。

先に手を出した方が負け。よく子どもの頃から、言われたケンカの鉄則。しかし、ずっと挑発して、相手が殴るまで待って、殴ってきたら一気に正義、または正当防衛を振りかざして、ボコボコにするのが、本当に正しい姿なのだろうか。イジメられて、ずっと我慢し、自殺を選ぶ子どもに、それでもイジメている子どもに手を上げることを制止するのが、正しい教育なのだろうか。自殺する前にもし、相手を殴っていたらどうか?または、殴らなくても、もし殴ったらイジメてる側が大きな怪我をすると知ったらイジメは続くだろうか?

私は絶対に戦争を肯定しない。しかし、不幸にも戦争がもし始まってしまった時に、本当に一方だけが悪いということがあり得るのか、それが疑問なのだ。この戦争が始まる前に何度もプーチンは欧米の首脳と会談をしてきている。

そして実際に戦争が始まってしまった今、世界で起こる反戦デモがロシアを悪としているものが多いことに、違和感がある。大昔のように、例えば大航海時代に欧州列強が世界に領土を広げたが、あれは完全に攻めた側が悪と言っても問題ないだろう。つまり、欧州列強側が身を護る必要があったわけでもなく、相手側のアフリカ諸国やアメリカ大陸側に抵抗力があったわけでもなかったのに、侵略したのだから、戦争という名前ではなく、単に横暴な侵略であった。しかし、今回はその例とは少し違う。地政学的リスクをロシアは持っており、プーチンがこの選択をしなければ、将来のロシアは確実に弱体化することが目に見えていた。欧州のエネルギー問題にとってウクライナは重要だったわけだから、それがロシアの利益を奪うことは当然のことで、半ばやむを得ないという側面も理解する必要があるように思う。

被害にあっているウクライナ国民のことを考えると、本当に辛い。辛すぎる。こんな戦争は早く終わって、彼らに平和な日々が戻ることを切に願う。そして、こんな旧時代的な野蛮なことが繰り返されないため、戦争を誘発した側にも責任があることをしっかり世界が認識する必要がある。

そして、欧州は軍備強化を始めた。悪のロシアを正義のNATOが迎え撃つという構図がすっかり出来上がった。しかし、それでいいのだろうか?命を落とすのは誰か。平和な生活を奪われるのは誰か。環境問題でもそうだが、欧州はこのようなイデオロギー闘争がとても得意だ。それが、欧州という決して恵まれた土地ではないところに生活し、常に争ってきた彼らの知恵であり、生きる術である。日本のように鎖国なんて決して許されない環境でこのような狡猾さは必要不可欠だったはずだ。しかし、このスタイルでは戦争を止めるどころか、何かあれば戦うということにしかならない。善と悪を作って、善が悪に攻め入る勧善懲悪という構図があれば、あとは兵士という捨て駒を使って、市民という無力な命を奪って、国という概念が無意味に増長する。

今は我々日本人が訴えるべきは、あくまで反戦であり、反核攻撃であり、決して反ロシアでも、反プーチンでもない。このイデオロギー闘争を冷静にみて、戦争を止めること、二度と起こさないために何が出来るのか、それは喧嘩両成敗の原理だと思っている。

例えば、日本は戦争で破れ、多くの人が戦犯となったが、原爆を落とした米国は勝てば官軍ではないが、戦争責任は負っていないどころか、未だに正義の国である。勝ったから正義ではなく、やはり個々の事例ごとにちゃんと戦後処理をすべきだったようにも思う。勝ってしまえば総取りでは、勝つために何でもやるということにもなるし、戦争を始めた国が悪いとなれば、始めるように仕向けて、始めざるを得ない状況を作ればいいだけになってしまう。

だから私は、今回の戦争を反ロシア、反プーチン反戦運動ではダメだと思うのだ。

今後この戦争がどうなるのかは不明だが、ロシアが攻めたことから欧州が本格的に、つまり合法的に参戦し、逆にロシアを攻め始め、侵略することがあれば、この戦争を本当に始めたかったのは誰か、明らかになるかもしれない。

つまり、今は武器供与などを続けて、ウクライナ国民に代理戦争をさせ、少しずつロシアの体力を奪い、疲弊してきたところに一気に攻め込めば、たちまちロシアを攻略できるという算段である。しかし、ここまではロシアも織り込み済みでまだロシア精鋭部隊は温存している。つまり、長期化や過激化も想定しているということだ。こんな最悪なシナリオも見えてきたなかで、停戦のためにはまずウクライナも欧米も、ロシアの要求を呑むことだ。しかし、それだけではロシアが攻撃したことが正当化されてしまうので、ロシアに対し、ウクライナへの復興支援を約束させることだと思う。奪った命はもう戻らないが、新しい平和な生活をいち早く取り戻させるため、ロシアは壊したもの、奪ったものを元通りにする義務があるとする。そして、その義務の一部は、戦争前にロシアと協議をしながら、戦争を避けられなかった欧米諸国にも課されるべきだと考える。喧嘩両成敗である。

 

 

スワローズグッズについて

昨シーズンは見事に日本一となったスワローズだが、いよいよオープン戦、そして開幕となる。

私はずっとファンクラブに入っていたが、海外赴任を機に退会、その後結婚、子ども、そしてコロナ騒動と、すっかり球場での観戦からは遠ざかっていた。全盛期は学生時代で、少なくても年間20試合は観戦していたようにも思うが、社会人になり、それが5試合くらいになり、ここ10年は一回も行っていない。よって、応援グッズはすっかり日の目を見なくなり、押入れで静かに時を刻んでいる。

まず、以前観戦していたときには必ず着ていたのがこの一張羅。表と裏の写真を載せておく。
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置物シリーズとしてはこの二つ。
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傘と帽子は山程あるが、今回はとりあえず、このセットを載せておく。
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ユニフォームもまたたくさんあるが、いくつかピックアップ。

一つは、産経アトムズ時代の復刻ユニフォームで、確か、ライオンズとの手塚治虫ゲームのようなものをやった時に配られたものだったと記憶している。


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また、応援グッズも多々あり。

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主にメガホンだが、10年近く前のものだからもう売ってないかもしれないが、こんなものがあったり、センスやタオル、ハチマキ、そしてそんなグッズを入れるリュックサックもある。


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湯呑も昔買ったものを今でも使っているが、青木と石川は今も現役である。


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最後はなんと言ってもこの年期の入った傘である。実際何回球場で使ったかは定かではないが、あまりに大きく周りに迷惑なので10回も使ってないと思う。

ただ、私の結婚式の再入場の際、東京音頭を流してこの傘をさした。

こうして並べてみると色々買ったなぁと思うし、懐かしい気もする。

以前は父に連れて行ってもらった神宮球場に、いつか父として家族を連れて行ける日が来ることを願っている。

 

 

 

 

中毒について

中毒と聞くと、何を思い浮かべるかと言えば、一番有名なのが、アルコール中毒だろう。次に、ギャンブル中毒、そして薬物が三大中毒であろう。その他にも、ニコチン中毒、ゲーム中毒、恋愛(性行為)中毒、過食・拒食中毒、などもあり、最近ではスマホ中毒も問題になっている。

しかし、不思議なことがある。三大中毒のアルコール、ギャンブルは日本ではほとんど規制がなく、アルコールはコンビニで手軽に手に入るし、公共の場(道路や電車)で飲むことも規制がないし、ギャンブルもカジノには抵抗のある人も多いが、パチンコやスロットを筆頭に、競馬、競輪、競艇なども盛んである。もちろん、薬物はかなり規制があるが、ゲームも日本はかなり多くの人が依存症になっているし、キャバクラやホストクラブなどの疑似恋愛の施設も多く、過食や拒食を煽るダイエット情報も多数ある。しかし、何故かタバコだけは近年とても厳しく規制が行われ、中毒症状のない喫煙者まで、とても片身の狭い思いをしている。このアンバランスさがとても不気味なのである。

まず、アルコールはというと、酒は百薬の長とも言われ、アルコールを摂取することに抵抗のない人は多い。しかし、日本程酔払いが街を歩いている国も珍しい。摂取量だけで比べれば、日本は確かに欧州などに比べて低いかもしれないが、アルコール耐性というか、そもそも人種的にアルコール分解能力の違いもあり、酔払いの数はやはり日本が上回っている。アルコールというのは、判断能力を鈍らせ、時に暴力的になって暴れたり、時に秩序を乱したり、モラル違反をしたり、飲酒運転などの問題もあり、社会問題の一端を担う有害なものでもある。

ギャンブルはどうかと言えば、確かにアルコールのような暴れ方はしないにしても、借金をして破産をする人が後を絶たない。辞める辞めると言いながら、ギャンブルの依存性は高いとされ、ハマると抜けられないとも言われるが、街にはパチンコ店が至るところにあり、その他のギャンブルも手軽に楽しめてしまう。ラスベガスで有名なアメリカもここまで多くのギャンブルが身近にあるわけではないので、世界でもとても希有な光景である。

ゲーム依存もハマると家から出られなくなったり、疑似恋愛も巨額のお金を使い込んでしまう人がたくさんいる。ダイエットなんかも、痩せろ痩せろと必要以上に迫り、もちろん肥満は問題かもしれないが、人にはそれぞれ適正な体重、体型があり、痩せることが必ずしもその人の適正な体型でないこともあるし、逆に美味しいグルメをテレビ等で過剰に紹介し、食べさせることも全く規制がない。

しかし、タバコはどうだろうか?今ではほとんど喫煙できる場所がなくなり、タバコ税はどんどん上げられ、パッケージには健康被害の忠告が大々的に書かれ、喫煙者は就職にも不利になるという差別とも言える動きが加速している。これによって、喫煙者は年々減っており、それ自体は非常に良いことにも思えるが、ただ、よく考えたいのが、タバコを吸って、判断能力が低下し、暴れたり、事故を起こす人がいるだろうか?タバコを買って、借金をして自己破産する人がいるだろうか?健康被害はあっても、過食や拒食のようにすぐに出てくる人もそうそういない。ヘビースモーカーでも、何十年と続けても健康に生きてる人もいる。また、副流煙が迷惑とも話もあるが、確かに健康にいい煙が出ているとは思わないが、自動車の排気ガスと比べてどうか、工場の煙とか、黄砂など、そういうものと比較してどれ程のものなのだろうか。また、喫煙者が臭いというのもよく言われるが、それこそ臭いというのは、体臭もあれば、香水もあれば、ニンニクなどの食べ物もあり、みんなそれぞれあるわけで、喫煙者だけ臭いと言われてしまうのも違和感がある。

タバコに関する規制を緩めろと言うつもりもないし、逆にアルコールやギャンブルなどの規制を強めろというつもりもないが、国として何を目指すのか、ということを考えるべきだと思う。不公平な規制や無意味な規制、または逆に規制すべきものを野放しにしていることなど、一度国として、中毒についてどう対処すべきなのか、立ち止まって考えてもいいように思う。

例えば、薬物は世界中の他の国と同様に、ものすごく規制している。その理由は、薬物をやれば幻覚を見てしまったり、それこそ秩序を乱す行動をしてしまったり、非合法なので値段が高く、借金をしてまで買うことで破産するなど、健康、秩序、金銭の全てにダメージが出るため、社会を守るためには薬物を排除することは必須である。これには何の異論もない。むしろもっと厳しくしてもいいかもしれないと思うくらいだ。しかし、薬物と一言で言っても色々あると思うので、本当に害のあるものとないものを区別してもいいかもしれないとは思う。依存性の低いもの、幻覚症状などが出ないもの、カフェインくらいの効果なもの、日本で昔から親しまれているもの、などなど規制のかけ方に差はつけてもいい気はするが、そこは何も知識がないのでここでは書かない。

そこで同じ三大中毒にあって、薬物とは違い、アルコールが何故認められるのかと言えば、アルコールによって、ストレスが解消されたり、付き合いが円滑になったり、負の効果以上に、プラス面が評価された結果なのかもしれない。また、アルコールは古くから日本では飲まれていて、今更、規制をかけるのはおかしいとも言える。ロシアではアルコールで早くに命を落とす人、または仕事をやらなくなる人が多発し、アルコールを全面的に禁止したこともあるが、上手くいかなかった。それくらいアルコールには依存性があるが、特に規制はない。

ギャンブルはどうか。アルコールのようなストレス解消効果はあまりないし、ギャンブルにより、交友関係が多少広がることはあっても、人間関係の構築のためにやるという人はあまりいないだろう。しかし、これによって経済効果はかなりある。いつでも多くのお金が動き、経済を活性化させる要因にはなる。よって、ギャンブルを規制することは避けたいという思惑はあるのかもしれない。しかし、その裏で破産する人が出ていることを考えると、どうなのかという気もしてしまう。

要するに、何が社会にとって必要で、何が不要なのかを吟味しながら考えると、タバコはそこまで規制する必要があるのか、ますます疑問になる。

例えばゲームも中毒者は多いが、それもゲーム産業があり、市場規模が大きいし、疑似恋愛に関してもやはり経済的な観点からもすごい大きなお金が動く。

つまり、中毒者が出ても、それなりに社会的な効果があれば規制しない、というのが日本のやり方だと思える。

そして、タバコについて考えてみると、タバコミュニケーションと言って、喫煙所でリラックスしながらする会話で解決する問題も多いと聞く。また、喫煙運転で大事故を招いたという事例はほとんど聞かない。むしろ、飲酒運転や携帯電話(SNS)依存性で携帯電話を見ながらの運転の方が断然危険である。健康被害も、もちろんあるが、他のものに比べると軽微にも思える。日本では喫煙が伝統的にあり、江戸時代には9割以上の人が喫煙していたということも言われており、飲酒と同じことが言えそうだ。

https://edo-g.com/blog/2016/09/cigarette.html

江戸時代の喫煙事情はこちらを参考に。

 

また、お店の中でタバコを吸う人がいると、副流煙や服に臭いがついて迷惑だということも言える。しかし、迷惑というのは、人が生きている以上、かけてかけられるものだ。例えば、以前の記事にも書いた犬の散歩で人の家の塀にオシッコさせたり、ウンチさせたりする飼い主。タバコの煙よりもかなり迷惑だが、そこに規制はない。不妊治療している人の目に入る幼稚番組は大迷惑らしいが、それで幼児番組を流さないということにはならない。誰かにとっての利のある行動が迷惑とは言っても、それは我慢せざるを得ないことも多い。タバコだけが非難されるのもやはりおかしい。タバコは悪というレッテルを貼られていることから、タバコに関しては何を言ってもいいという風潮がある。

また、経済効果についてだが、タバコは農産物なので、日本の農家で栽培し、加工し、売れる。よって、国内の様々なところにお金が落ちるので、経済効果は高いように思える。キャバクラなどはほとんどシャンパンの売り上げで成り立つが、そのシャンパンは輸入なので、それがいくら売れても日本としてはどうなのかという疑問はある。もちろん、タバコも輸入品もあるが、次に地方税の寄与が大きいことである。https://news.yahoo.co.jp/byline/ishidamasahiko/20211007-00262057

この記事を読むと、地方税だけで一兆円あるというから、経済への寄与はかなり大きいようにも思う。ギャンブルの中でもパチンコは売り上げが日本から出て行っているとの噂もあるので、経済的な寄与は小さいにも関わらず、そして中毒者が健康だけでなく、破産に追い込まれてもなお規制が弱い。

また、ここには医療へのデメリットも書かれているが、それこそ他の中毒者との比較からすればそれが大きいのか小さいのか判断が難しいのと、そもそもタバコだけによってその病気になったのかも分からない。

酔払いが街で暴れたり、駅員や乗客を殴ったり、道端で嘔吐したりするなかで、喫煙者は大人しいものである。歩きタバコやポイ捨ても問題だが、それはもうほとんど見かけなくなっているように思う。

書いているうちにタバコ擁護論みたいになってしまったが、全くそんな事を書きたいのではなく、あくまで国としてどうしたい、どうすべきなのかを考えるキッカケを作りたいだけである。

個人的には、以下である。

パチンコの規制は緩すぎるが、競馬競輪競艇などはこのままでいいように思う。アルコールは飲酒運転だけでなく、酩酊状態乗車禁止とかあってもいいように思う。薬物は、規制してるのかもしれないが、どんどん増えている気がするのでもう少し本腰を入れてやったらどうかと思う。ゲームとスマホは、大人はもう仕方ないが、子どもをどう依存から防ぐか、もっと考えた方が良い。疑似恋愛系は、輸入品のシャンパンやプレゼントとかに外国高級ブランド品が出回るが、そういうこをやめて国内製のみとかにすればいいように思う。ダイエットはテレビやマスコミ全般的に、痩せることへの強要がすごいので彼らに少し規制を加えた方が良いようにも思う。これは女性だけでなく、男性でも悩んでいる人が多い。

 

ただ、最後にこんなことを書くのはどうかとも思うが、人間の心はそこまで強くなく、何かに依存することで精神を安定させているとも言える。酒と泪と男と女、ではないが、時にアルコールは必要であり、ギャンブルで満たす寂しさがあったり、疑似恋愛しか愛情を感じられなかったり、タバコをふかして怒りや憂鬱を吹き飛ばしたり、ゲームやSNSで現実逃避したり、色んな人が色んなものに依存することで生きられているという現実もまた理解する必要があり、中毒という症状はなくても軽度の依存は仕方ないかもしれないし、それをどんどん規制していけば、逆に社会不安になる可能性がある。

よって、中毒と社会、今後どうしていけばいいのか、考えてみたい。

 

 

 

 

リフォームについて part3

これまで、水廻りの洗面台、トイレ、お風呂と書いてきたが、最後はキッチンである。

日本が家で食事を作って食べるということを放棄して、以前の記事で書いた配給制になればキッチンは不要、または最小限でよくなるが、逆に巣ごもりが今後も続き、外食が制限されるようになれば、キッチンがこれまでのものより一番長く時間を費やす場所になってくる。

また昔はキッチンというと裏、という感じでお客さんには特に見せないというコンセプトが多かったように思うが、今では見せるキッチンというか、リビングの一部として設計されていて、作る人、食べる人が一体化するようなものが多い。そうなると、使い勝手もそうだが、見た目もとても重要になると考えられる。

キッチンと言っても、まずは構造によっていくつかタイプがある。アイランドキッチンと言って、言葉の通り、島のようにグルっと一周導線があるタイプでとても開放的であり、まさに魅せるキッチンの代名詞的存在。家族やお客さんと一緒に作り食べる感じがとても良い。ただ、料理をしていると、揚げ物があったり、魚を焼いたり、何かをこぼしたり、とにかく汚れたり、壊れたり、傷ついたり、そんなものも全部さらけ出してしまうので、お手入れや管理には神経を使うんじゃないかなと思う。次は、ペニンシュラタイプ。これも、読んで字の如く、半島ということで、片側が壁などで閉じられていて、半分が解放されているようなタイプ。こちらのほうが一般的かもしれない。あとは、L字タイプで、火を使う部分が少し奥まっていて、カウンター(作業場)と水栓だけが前に出てくるタイプ。これだと、隠したいところは隠せて、収納のそれなりにしやすいかなとも思うが、少し閉鎖的に見えるかもしれない。このどれを選ぶかというのは一長一短あり、特に優劣はないようにも思う。

次に大きな選択としては、IHヒーターかガスコンロか。これも好みがあるが、IHが出てきてかなり時間は経つものの、未だに普及率はガスが優勢。昔は、IHの電磁波の健康被害とか、IHの火力不足なども囁かれたが、今はそんなことも解消されているように思うし、また火は火事になりやすいとも思うが、停電時にガスは使えるとか、直接火で炙ることが出来るとか、立ち上がりが早いとか、ガスコンロの人気は健在である。

この辺りを決めたら、続いてはキッチン設備の検討に入る。今回紹介するメーカーは、クリナップ、タカラスタンダード、PanasonicLIXILである。

クリナップは、なんと言ってもステンレスに強みを持っており、全体的にシンプルなイメージだが、とにかく丈夫でお手入れ簡単。ステンレスはとても優れた素材だと思う。

続いてはタカラスタンダードだが、こちらは毎度のホーロー。クリナップと同様にシンプルで丈夫、それに加えてホーローなので、収納などの自由度は高い。料理のどんな汚れもひと拭きで落とせて、熱にも強いのが特徴。

Panasonicはカタログなどを見ても、とにかくかっこいい。お風呂もそうだったが、Panasonicの製品は色や形など、毎日ハッピーになるようなものが多くて魅力的である。

そして最後はLIXIL。特徴として挙げるものは少ないのだが、水栓のシンクだったり、収納だったり、とにかくこだわりが多く、使っていて楽しい。上から引いて出てくる収納とか、多機能な水栓タンクとか、工夫が色々あるのが嬉しい。

 

こうしてここまで、3つの記事に分けて書いてきた水廻りリフォームについてだが、総論として、結局何を選ぶのかと考えてみた。

すると、水廻りならではの基準として、シンプルで、丈夫で、掃除がしやすい、というのがこの水廻りでは重要なのではないか?と思い始めた。

これまで、色々見てきて、どんどん新しい機能やワクワクするようなデザインがたくさん出ていることに驚かされるが、飾っておくものであれば別だが、毎日使い、毎日掃除し、壊れたら生活に支障が出るこれらのものは、シンプルで、丈夫で、掃除が楽という点で選ぶのがいいように思えてきた。

そう考えると、ハイパーグレードのようなものはあまり必要ないのかなと思う。もちろん、ウィンドウショッピングをしていると、本当に夢のようなトイレだったり、お風呂があって、憧れたりもしたが、一周回って、またシンプルなものに魅力を感じ始めた。豪華なものは、何度も見ているうちにだんだんと目が慣れてきて、自分の日常と比べると、そこまで必要ないかなと、ふと思えるようになってきた。

ただ、シンプルとはいえ、安いものを買うというのではない。TOTOで言えば陶器、クリナップで言えばステンレス、タカラスタンダードで言えばホーローのように、各社社運をかけた素材があり、これは必ずどのメーカーを選ぶにしても、最高の素材を使っている製品を選ぶのがいいと思う。素材ごとの優劣を語れる程、それぞれの素材について知らないが、グレードを下げすぎると、素材の質が下がるので、他のオプションはなくても、素材の質だけでもいいものを選びたい。

そして、今の所、どのメーカーのものを使ってみたいのかと言えば、タカラスタンダードである。やはりホーローは素晴らしく、水廻りは全てホーローにしたい。ただ、トイレの便器はTOTOの陶器だったり、キッチンの一部はクリナップのステンレスもいいと思う。

私の家は中古なので、現在はタカラスタンダードの製品は何もないので使ってみた感想などは書けないが、今後何かそういう機会があれば、検討してみたい。

また、調べてみると、今回の4つの製品には、まだまだここでは紹介しきれなかったメーカーも多いので、この記事を読んだキッカケに見てみてもいいかもしれない。

最初にも書いたが、こんな大掛かりなリフォームはなかなか出来るものではないので、ゆっくりじっくり調べられるが、逆に壊れたらすぐに修理や交換が必要なので、日常的に見ておくというのも悪くはない。

また、ネットでウィンドウショッピングを一通りしたら、各メーカーのショールームに行ってみるのも面白い。特に、Panasonicとか、TOTOとか、バリエーションの多いメーカーのは参考になると思う。

リフォームについて part2

前回の記事で、リフォーム総論と洗面台まで書けたので、続いて、トイレ、お風呂について書いていきたい。

まずは、トイレだが、トイレはまず大きな分類を書きたいが、一体型と分離型がある。一体型というのはタンクなどと便座が一体のタイプで、分離型というのはそれらが全部バラバラのものである。一体型はかっこいいが、修理などをする際、全部一緒に取り替える必要があり、特にウォシュレット(TOTOの商品登録名)などがあると、そこが電気機器であり、その他の部分より壊れやすい。何故ならタンクや便器は陶器などで出来ていて、普通は滅多に壊れない。そのため、分離タイプだと便座部分だけを交換できるので、長い目で見ると分離タイプがオススメ。

一体型の代表格でタンクレストイレもあるが、それだと手を洗う水道を別に付ける必要があるので、トイレ部屋のサイズにもよるが、タンクはあった方がいいかもしれない。また、停電時に水が流せない、または流すのに苦労するというのもタンクレストイレのデメリットではある。ただ、このタンクレストイレの進化版である、浮いてるトイレはかなり掃除が楽になるし、見た目もスタイリッシュでかっこいいが、値段はやはり高いのと、家によっては取り付けられないこともあるので、要チェック。

よって、トイレはタンクありの分離型という一番安いシンプルな従来型のタイプが実は一番オススメだったりする。

トイレのメーカーで今回紹介するのは、TOTOLIXIL(旧INAX)、タカラスタンダード、Panasonicである。なんと言っても、トイレの王者はTOTOで、全てのラインナップがあり、素晴らしい陶器のトイレは文句なし。

続いて、LIXIL知名度としてはTOTOについで2位かもしれないが、実は値段と性能からすると、こちらがオススメかもしれない。もちろん、TOTOは素晴らしいが、それはどんどんグレードを上げていくと、という感じで、値段との比較だと、LIXILが勝っているかもしれない。

そして、またまたタカラスタンダード。これは洗面台と同じようにホーロー。とにかく全く染み込まないので、尿ハネがあっても、例えそれを放置してしまっても、サラッと拭き取れるのが最大の特徴。トイレ自体は買わなくても、床や壁にホーローを貼ることだけ、というものもあるらしいので、清潔を求めるなら、ホーローはかなり重宝する。

Panasonicはやはり家電メーカーということもあり、便器やタンクより、便座に力を入れている印象。ナノイー技術を用いたり、他の家電製品同様、カッコ良さにもこだわっているようにも思える。

 

続いて、お風呂。

一日の疲れを癒やすお風呂だが、手入れも色々面倒なのがお風呂である。ゴーシャスにすればいくらでも出来るのがお風呂で、これまでの洗面台やトイレよりもオプションの幅が広いのがお風呂である。

まず、そんなに要らないのかなと思う機能は、以下である。

備え付けテレビ。これはあるととても贅沢な気分にもなるし、ゆっくり入れるようにも思うが、一番のネックはそれが壊れた時に、かなり直すのが大変であることと、毎日毎日、そんなにお風呂でゆっくりテレビも見ないだろうということである。

浴室乾燥機。確かにあると便利ではあるが、洗濯機に乾燥機がついているものもあるし、基本的には外に干したいし、梅雨の時期には確かに便利だったり、また共働きで夜に家事をして乾かしたいというのもあるが、家族の人数にもよるが、よほど広くないと全部は干せないし、意外と中途半端かもしれない。ただ、カビなど防止のために乾燥機能があることは必要かもしれないが、ガッツリ洗濯用にと思って付けると意外と後悔するかもしれない。よって、洗濯用ではなく、単にカビ防止程度のものだけでいいと思う。

ジェットバス。これもあるといいが、やはり高いのと、故障が気になるところ。こういう大型のものは壊れること、それから清掃、ランニングコストをしっかり見ないといけないが、ジェットバスは、壊れることと、清掃方法が少し気になる。

最後は掃除関連で、窓、鏡、棚、カウンター、浴槽の蓋など、細かいものではあるが、こういうものが増えることで、当然掃除の手間が増える。サボればすぐに水垢やカビの餌食になってしまうので、本当に便利と思えばいいが、出来るだけシンプルな方がいいと思う。

逆に、便利そうだなと思うのは、自動洗浄機能。お風呂の掃除は面倒なので、自動で洗ってくれるのは楽である。以前そんな記事を書いたが、すでに実現していた。しかし、実際に使ったことがないので、本当にどこまでキレイになるのか、そこは不安が残る。

 

それでは、メーカーごとの特徴であるが、まずはTOTO。とにかく色んなものがあるが、浴槽の断熱と乾きやすい床の構造が他社よりも優れているとのこと。自動洗浄も選べるのは嬉しい。

タカラスタンダードは、またホーローだが、壁がホーローだととにかく掃除が楽に出来ることと、そこにマグネット系の棚などを自由に置けるので、アレンジの幅も広い。また、耐震設計の丈夫な造りになっていることも特徴とのこと。

LIXILは大きな特徴はあまり探せなかったが、排水口のゴミが取りやすい、カウンターの取り外しが出来るなど、細かな気配りがたくさんあるイメージで、多分使っているうちにどんどんその魅力に気が付くお風呂なんだろうと推測する。

Panasonicは浴槽の洗いやすさと照明に特徴がありそう。とにかくPanasonicはオシャレである。

お風呂は洗面台やトイレと違い、本当に使ってみないと比べるのは難しいと分かった。特に、メーカーによっては天井からシャワーが出るとか、肩や腰へのマッサージ機能があったり、これがどれほどのものなのか、コメントが出来ないのが、ウィンドウショッピングの弱みである。

また、個人的には温泉みたいに浴槽が埋め込んであって、高さゼロのお風呂があったらいいなと思う。それで自動洗浄がついていれば、老後も安心だなと。

あとは、肩湯も別売りで設置出来るものがあればいいなと思った。湯船のお湯を汲み上げて、ウォシュレットの要領で出る直前に温めて、湯船よりも温かいお湯を滝のように放出出来ればなぁと思う。一体化だと、何かかが壊れた際、全部取り替える必要があるというのがとても煩わしいと思ってしまうので、どこかの家電メーカーが個別で作ってくれるのがベストだと思う。かたーゆという商品があったが、少し小さいので、もっと大きくて大容量のものがいいと思っている。

 

とても長くなってしまったので、キッチンはまた次回に回したい。

 

 

 

 

 

リフォームについて

家を購入した後の楽しみの一つはリフォームである。新築で買うと、しばらくはリフォームしないで済むと思うが、中古だと色々とリフォームが必要になる。

もちろん、DIYで出来れば、それはもっと楽しいかもしれないが、失敗も出来ないし、時間や労力の節約もあって、業者に頼むのが一般的かもしれない。

しかし、全て業者任せでも面白くなく、やっぱり色々調べて好きなブランドの製品を選び、色々カスタマイズしてみたりするのは楽しい。

私も築20年の中古の戸建てを買ったので、すぐにリフォームが必要になり、まずは給湯器を交換した。あまり多くの選択肢はなかったが、交換後すぐにガス代が格段に安くなり、元は取れたように思う。

ただ、サラリーマンの給料では、そんなにしょっちゅうリフォームは出来ず、20万円から40万円くらいのものになると、やはり3年か4年に一回出来るか出来ないかなので、それまでの間にゆっくりじっくり考えられる。

よって、暇さえあれば、トイレ変えたいなぁとか、洗面台変えたいなぁとか、お風呂やキッチンなど、色々スマホで、ウィンドウショッピングを繰り返している。そのためか、インスタでも、ヤフーニュースでも、いつでも広告は、TOTOのお風呂とか、トヨタホームとか、がいつも現れる。そして、そのままクリックしてまたウィンドウショッピングを楽しむというサイクルにハマってしまう。最近では、選んでる間に新しい商品が出るという事態にもなってきた。そんなこんなで、なんにもやってないのにも関わらず、だんだんこの辺りの商品に詳しくなってきたので、記事にしてみたいと思い始めた。ただ、実際にやってないので、内容はどうしても薄くなってしまうのはご容赦頂きたい。

まず、リフォームというと、某番組で一級建築士が出てきて、大改造してしまうようなものを想像するかもしれないが、私が言うのは、そんな大掛かりなものではなく、家電以上、躯体未満というか、具体的には、水廻りの洗面台、トイレ、お風呂、キッチンである。

 

まずは、洗面台から。

ここで調べたのは、PanasonicTOTOLIXIL、タカラスタンダードである。調べる前まで、どれも一緒に見えたが、実は色々と違うことが分かった。

そもそも洗面台と一言で言っても、横幅によってかなり色々なバリエーションがある。ウィンドウショッピングをしていると、たくさんの機能を備えた大きい洗面台に憧れてしまうが、経済的理由から100cmとか、120cmとかが限界で、それより小さくすると、よくある洗面台で機能も限られてはくる。では、横幅以外に一体何が違うのか。それはまず、照明。一般的なのは鏡の上に横に蛍光灯みたいのがつくタイプだが、縦についたり、電球がぐるりとつくモデルさんの化粧台のような仕様もある。また、鏡も三面鏡といって後ろに収納があるものが一番多いかと思うが、真ん中だけ鏡で、両サイドは普通の棚にしたり、鏡が前に飛び出してくるものもあったり、これも色々選べる。しかし、洗面台の3大要素といえば、水栓、ボウル、そして収納ではないだろうか。水栓はまず手動か、または自動(センサー付き)か。自動にしておけば、汚れた手でもハンドルに触れなくていいので、楽である。ただ、水量の微妙な調節はやはり手動の方がいいかもしれない。その他にも違いと言えば、ホースのように延ばすことが出来るもの、除菌水が出るもの、などもある。ボウルは形状も然ることながら、素材の差がメーカーごとにある。陶器だったり、人口大理石、ホーローなど、各メーカーの得意分野があり、それぞれに特徴がある。そして、最後は収納。一昔前まで洗面台の収納というのは後ろに排水管があるので、扉式だけだったような気がするが、排水管をかなり後ろに持っていけるようになったことから、スライド式も出てきて、かなり収納出来るようになっている。

このあたりのポイントを踏まえて、どのメーカーのどの製品にするのか考えていくので、選ぶのは楽しい。

まず一番人気は、LIXIL。値段と機能も然ることながら、職人さんに選ばれていることが大きい。それはどういうことかと言えば、洗面台を例えば交換するときに、いきなりそれを自分で購入して、取り付けるという人はなかなかいないので、必ず施工会社を通して買うわけだが、LIXILはこの施工会社からの人気が高い。施工会社としては、お客さんに満足してもらうことが一番なので、それを一番達成しやすいのがLIXILなのかもしれない。

https://www.reform-online.jp/news/manufacturer/10535.php

 

ただ、やはり他のメーカーも負けていないので紹介すると、まずTOTO。やはり得意なのは陶器。丈夫で汚れにくいという特徴のある陶器。見た目もキラキラしていて清潔感がある。

私が個人的に気に入ったのは、タカラスタンダード。このメーカーの得意分野はなんと言ってもホーロー。ホーローの特徴は何より一切染み込まないので、どんな汚れも拭き取れること、そしてマグネットで色々つけられること、さらに熱に強いということであり、水回りには重宝する。

Panasonicは家電メーカーの強みを活かし、オシャレなデザインと照明などに特徴がある。特に高価格帯のLクラスはオシャレの極みである。

ただ、それぞれのメーカーごとに価格帯別に様々なラインナップがあり、高くなればどんどん機能が追加されていくということと、見た目も豪華にはなるが、冷静に考えると不要な機能などもあったりするので、よく自分たちの生活スタイルと合わせて予算も見ながら決めるといい。

洗面台でだいぶ長くなってしまったので、トイレ、お風呂、キッチンはまた別の記事にしてみたい。