リフォームについて part2

前回の記事で、リフォーム総論と洗面台まで書けたので、続いて、トイレ、お風呂について書いていきたい。

まずは、トイレだが、トイレはまず大きな分類を書きたいが、一体型と分離型がある。一体型というのはタンクなどと便座が一体のタイプで、分離型というのはそれらが全部バラバラのものである。一体型はかっこいいが、修理などをする際、全部一緒に取り替える必要があり、特にウォシュレット(TOTOの商品登録名)などがあると、そこが電気機器であり、その他の部分より壊れやすい。何故ならタンクや便器は陶器などで出来ていて、普通は滅多に壊れない。そのため、分離タイプだと便座部分だけを交換できるので、長い目で見ると分離タイプがオススメ。

一体型の代表格でタンクレストイレもあるが、それだと手を洗う水道を別に付ける必要があるので、トイレ部屋のサイズにもよるが、タンクはあった方がいいかもしれない。また、停電時に水が流せない、または流すのに苦労するというのもタンクレストイレのデメリットではある。ただ、このタンクレストイレの進化版である、浮いてるトイレはかなり掃除が楽になるし、見た目もスタイリッシュでかっこいいが、値段はやはり高いのと、家によっては取り付けられないこともあるので、要チェック。

よって、トイレはタンクありの分離型という一番安いシンプルな従来型のタイプが実は一番オススメだったりする。

トイレのメーカーで今回紹介するのは、TOTOLIXIL(旧INAX)、タカラスタンダード、Panasonicである。なんと言っても、トイレの王者はTOTOで、全てのラインナップがあり、素晴らしい陶器のトイレは文句なし。

続いて、LIXIL知名度としてはTOTOについで2位かもしれないが、実は値段と性能からすると、こちらがオススメかもしれない。もちろん、TOTOは素晴らしいが、それはどんどんグレードを上げていくと、という感じで、値段との比較だと、LIXILが勝っているかもしれない。

そして、またまたタカラスタンダード。これは洗面台と同じようにホーロー。とにかく全く染み込まないので、尿ハネがあっても、例えそれを放置してしまっても、サラッと拭き取れるのが最大の特徴。トイレ自体は買わなくても、床や壁にホーローを貼ることだけ、というものもあるらしいので、清潔を求めるなら、ホーローはかなり重宝する。

Panasonicはやはり家電メーカーということもあり、便器やタンクより、便座に力を入れている印象。ナノイー技術を用いたり、他の家電製品同様、カッコ良さにもこだわっているようにも思える。

 

続いて、お風呂。

一日の疲れを癒やすお風呂だが、手入れも色々面倒なのがお風呂である。ゴーシャスにすればいくらでも出来るのがお風呂で、これまでの洗面台やトイレよりもオプションの幅が広いのがお風呂である。

まず、そんなに要らないのかなと思う機能は、以下である。

備え付けテレビ。これはあるととても贅沢な気分にもなるし、ゆっくり入れるようにも思うが、一番のネックはそれが壊れた時に、かなり直すのが大変であることと、毎日毎日、そんなにお風呂でゆっくりテレビも見ないだろうということである。

浴室乾燥機。確かにあると便利ではあるが、洗濯機に乾燥機がついているものもあるし、基本的には外に干したいし、梅雨の時期には確かに便利だったり、また共働きで夜に家事をして乾かしたいというのもあるが、家族の人数にもよるが、よほど広くないと全部は干せないし、意外と中途半端かもしれない。ただ、カビなど防止のために乾燥機能があることは必要かもしれないが、ガッツリ洗濯用にと思って付けると意外と後悔するかもしれない。よって、洗濯用ではなく、単にカビ防止程度のものだけでいいと思う。

ジェットバス。これもあるといいが、やはり高いのと、故障が気になるところ。こういう大型のものは壊れること、それから清掃、ランニングコストをしっかり見ないといけないが、ジェットバスは、壊れることと、清掃方法が少し気になる。

最後は掃除関連で、窓、鏡、棚、カウンター、浴槽の蓋など、細かいものではあるが、こういうものが増えることで、当然掃除の手間が増える。サボればすぐに水垢やカビの餌食になってしまうので、本当に便利と思えばいいが、出来るだけシンプルな方がいいと思う。

逆に、便利そうだなと思うのは、自動洗浄機能。お風呂の掃除は面倒なので、自動で洗ってくれるのは楽である。以前そんな記事を書いたが、すでに実現していた。しかし、実際に使ったことがないので、本当にどこまでキレイになるのか、そこは不安が残る。

 

それでは、メーカーごとの特徴であるが、まずはTOTO。とにかく色んなものがあるが、浴槽の断熱と乾きやすい床の構造が他社よりも優れているとのこと。自動洗浄も選べるのは嬉しい。

タカラスタンダードは、またホーローだが、壁がホーローだととにかく掃除が楽に出来ることと、そこにマグネット系の棚などを自由に置けるので、アレンジの幅も広い。また、耐震設計の丈夫な造りになっていることも特徴とのこと。

LIXILは大きな特徴はあまり探せなかったが、排水口のゴミが取りやすい、カウンターの取り外しが出来るなど、細かな気配りがたくさんあるイメージで、多分使っているうちにどんどんその魅力に気が付くお風呂なんだろうと推測する。

Panasonicは浴槽の洗いやすさと照明に特徴がありそう。とにかくPanasonicはオシャレである。

お風呂は洗面台やトイレと違い、本当に使ってみないと比べるのは難しいと分かった。特に、メーカーによっては天井からシャワーが出るとか、肩や腰へのマッサージ機能があったり、これがどれほどのものなのか、コメントが出来ないのが、ウィンドウショッピングの弱みである。

また、個人的には温泉みたいに浴槽が埋め込んであって、高さゼロのお風呂があったらいいなと思う。それで自動洗浄がついていれば、老後も安心だなと。

あとは、肩湯も別売りで設置出来るものがあればいいなと思った。湯船のお湯を汲み上げて、ウォシュレットの要領で出る直前に温めて、湯船よりも温かいお湯を滝のように放出出来ればなぁと思う。一体化だと、何かかが壊れた際、全部取り替える必要があるというのがとても煩わしいと思ってしまうので、どこかの家電メーカーが個別で作ってくれるのがベストだと思う。かたーゆという商品があったが、少し小さいので、もっと大きくて大容量のものがいいと思っている。

 

とても長くなってしまったので、キッチンはまた次回に回したい。