家電の未来について

テレビの未来はオンデマンド番組と書いてから、他の家電についてもちょっと想像をしてみた。

ただ、実際には、そういう技術があって出来たとしても、特定の産業にダメージを与えるからやらないということもあるので、実現するかどうかは別の話にはなる。

まずは洗濯機。今のような水を使うタイプは少しずつ減っていき、風で洗う洗濯機が主流になっていくと思っている。現在も空気清浄器で細かい細菌や花粉を除去出来るが、これがもっと進化し、油脂なども取れるようになると大部分の汚れは風で落とせるようになる。すると、背広、ワイシャツ、ドレスも然ることながら、布団、毛布、靴なんでも風で洗えるようになる。風洗濯機は、多分タンスやクローゼットと一体化して、保管と洗浄を同時に出来るので、水洗濯機のように、洗って、干して(または乾燥機に入れる)、畳んで、タンスにしまう、という作業がなくなる。もちろん、水洗濯機でないと落ちない汚れも残るはずだし、クリーニング店に持ち込む必要のある洋服も残るだろうが、これが出来たら、洗剤業界、クリーニング業界には大きな衝撃となるだろう。ただ、何度もこれまでの記事に書いてきたが、これから重要になる水資源を削減できることは大きいはずである。

次は掃除機。これは2つ出てくると思っていて、一つは今あるルンバのような掃除ロボットが進化することと、もう一つは家に備え付けの掃除機が誕生することである。掃除ロボットの欠点は動かす前に掃除ロボットが掃除しやすい環境を整えてあげる必要があることである。特にテーブルとイスの間とか、普通の掃除機だとさっと人間が動かしてやる部分も、掃除ロボットだと手が届かなくて諦めてしまう。また、大きな障害物があると迂回してしまう。よって、こういう場合には、何本か触手のようなものか、または何台かの小型掃除機がロボットから出てきて、今まで入れなかった部分も掃除出来るようになり、ロボット掃除機用に家を整えてあげなくても、従来の掃除機とほぼ同じように使えるようになる。そしてもう一つは、備え付け掃除機だが、これは部屋によって付け方が変わるとは思うが、部屋の四隅に通気口を作り、それがそのままゴミも回収出来るようにする。もちろん大型のゴミを取るつもりはないが、端に溜まりやすいホコリ、家具の裏に入ってしまった小さなゴミを取るために、テレビ台、ソファ、タンス、などなど大型家具を動かすのは面倒だし、かと言って掃除しないわけにもいかないので、スイッチ一つで角というか端が全部キレイになるのは便利である。掃除やる人は分かるが、角や端をきっちり掃除するのは一苦労なので、これは便利だと思うし、また掃き掃除のゴミをそのままその通気口に入れてしまうことも出来る。掃除ロボットの進化と備え付け掃除機が出来れば、ほとんどの掃除に使う時間と労力は削減される。

次はお風呂である。これは家具ではないと思うかもしれないが、お風呂に新しい家具をつけて画期的なお風呂ライフを提供したい。まずは、お風呂というのは、日本人はしっかりお湯に浸かるというのが習慣なのでバスタブがあり大変だが、シャワーだけの文化であれば、掃除はあっという間である。また高齢者の方や一人暮らしでお風呂が出来ないまたは面倒だから銭湯に通うという人も多い。要するにバスタブをどうするかによって、お風呂の快適さは変わるということである。そこで登場するのが浄水システム。宇宙ステーションで使われるような尿から飲水を作れるようなものでなくても、特殊な光のようなもので、油脂などを排除出来れば、あとは髪の毛とかを網で取れば、バスタブを洗わずに、さらに水の交換もしなくてもずっと使える。例えば数ヶ月に一回ちゃんと洗わないといけないとなれば、一回数千円で業者に来てもらえばいいので、銭湯よりは安くなるし、水資源の節約にもなる。風呂掃除で残るのはバスタブ側面につく油脂と、髪の毛なのでそれを取り除ければ理論上キレイなお風呂になると思っている。

以上が今、私が考えるものだが、また何か思いついたら、書いてみたい。