アメリカの思い出について

以前も何回かアメリカについては書いてきたが、とにかく5年間で出張やら旅行やらで色々と飛び回った。昨日、大リーグの帽子コレクションを載せたところで、もう一つのコレクションであるマグネットを載せてみたいと思った。

これも、もちろんその場を訪れた際に買ったものであるが、ただこちらは帽子とは違い、行った場所のものを必ず買ったというわけではないし、そもそも場所によってはマグネットが売ってないこともあるので、ここに写っているマグネットの場所以外でも行った場所はたくさんある。それは最後に地図を載せるので見てもらいたい。

よって、今回はこのコレクションについて紹介してみたい。


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ちょこちょこ見えるのが、hall of fameの文字だが、これは殿堂という意味で、アメリカにはいくつもの殿堂がある。集めたマグネットには、トロント(カナダだが)にあるホッケーの殿堂、オハイオ州クリーブランドにあるロックンロールの殿堂、ノースカロライナ州シャーロットにあるナスカーの殿堂、そしてニューヨーク州オルバニーにある野球の殿堂がある。特に面白かったのが、野球の殿堂。

ここには、イチロー特集があり、日本で報道されている通り、アメリカでも伝説的プレイヤーとして認知されているのが分かる。松井秀喜も少しあったが、あとは日本人メジャーリーガーの展示はなかったが、王貞治はしっかりと展示があった。日本の野球での記録などアメリカ人からしたら興味ないものと思っていたので、とても驚いた。

次に目立つのが、白のroute66だろう。これは、日本で言うところの東海道のようなものでアメリカで最も有名かつ愛された古道である。今はもう使われていない部分も多いが、未だに多くの人を魅了している。これはカルフォルニア州ロサンゼルスからイリノイ州シカゴまで続く、アメリカ横断に近い道路で、多くの映画などの舞台にもなってきた。私も旧route66の道をたくさん運転したが、特にアリゾナ州ニューメキシコ州のあたりは古き良きアメリカのイメージそのままで、感動したのを覚えている。その後、アメリカでハイウェイ改革が起こり、大きなハイウェイで東西に伸びるものは、南から10,20,30,....と名前をつけていき、南北に伸びるハイウェイは東から、5,15,25,....と名前が付けられたため、前回の出口同様とても分かりやすくなったが、同時にこのroute66のような豪快に東西南北を横断するようなハイウェイはなくなった。

そして、次に見えるのが、リンカーンの顔だろうか。これは、南北戦争博物館で買ったものであるが、その他にも博物館系列だと、アトランタのCNN、アイオア州のチェコスロバキア博物館、シアトルの飛行機博物館、アイダホ州のポテト博物館、ハーレーダビッドソン博物館、そして、ダラスのシックスフロア博物館がある。シックスフロア博物館とは、かの有名なケネディ暗殺の舞台とされている教科書ビルの六階にある博物館で、当時の様子や様々な検証をフェアに紹介している。ある国なら、政府の都合の良いような事実だけを展示しそうなものだが、ここでは本当に色んなことが説明されていて、面白い。特に、両親をここに連れて来れたことは自分の人生の中の数少ない親孝行でもある。両親の世代からすれば、テレビが普及し始めた頃に起こった最初の大事件はケネディ暗殺で、年齢的にも青春真っ只中の最も印象に残りやすい時期で、さらに当時のアメリカといえば、とても市民が行けるような場所ではない憧れの国でもあったので、特に父は、まさかここに来れるとは思っていなかったと、とても感動してくれた。

あとは、自然公園系列のものも多く、ナイアガラの滝、グランドキャニオン、デラウェア州のビーチ、オレゴン州の滝、ニューメキシコ州の砂漠、テネシー州の山、ユタ州の島(ソルトレイクにある)、ミズーリ州の湖など、とりあえずアメリカは様々な気候や地形があり、ここだけで地球上の気候が全部あるのではないか?と思ってしまうほどだ。だから、アメリカ人は海外旅行に興味がない、と笑い話をしていた人もいた。中でもYellowstoneは本当に素晴らしいし、その南にあるTeton national parkも非常にキレイだった。

その他は、ほとんど街のマグネットである。カナダのプロジェクトで長いことカナダにもいたので、トロント、オタワ、モントリオールバンクーバーなどがあるが、やはりモントリオールが素晴らしかった。ここは、住民のほとんどがフランス語で話すため、街はフランス風で、トロントとは違う雰囲気であった。また、オリンピック関係の建物や当時の記念品なども見れるし、マルシェで食べた食べ物はどれもとても美味しかった。

また、街で言えば何度もヒューストンから車で行ったルイジアナ州ニューオリンズは、マルディグラというお祭りの時は秩序も法もないような大騒ぎをする。マサチューセッツ州ボストンは寒かったが、キレイな街で牡蠣が美味しかった。カルフォルニア州は日本で最も有名な州だと思うが、ハリウッド、ディズニーランド、ロングビーチ、ゴールデンゲートブリッジなどなど。一番好きな街はどこだったかと聞かれると、私はミズーリ州のブランソンだと答えるかもしれない。ここは、日本ではほとんど知られていないが、アメリカでは旅行客の数が全米3位と人気スポットらしい。私も数回行ったのだが、ものすごい数の観光バスが毎回止まり、何があるのかと言えば、ブロードショーだった。街の至る所に劇場があり、どこも毎晩満席。私も観たが、とても面白かった。歌あり、踊りあり、演劇ありで、本当に観衆を飽きさせない。しかし、街自体はそんなに派手ではなく、落ち着いていて、ゆったりとした時が流れる。昼間はゆっくり散歩でもして、夜は劇場に行くというとても優雅な時間を過ごせる街だ。

とりあえず、本当に色んな場所に行き、色んなことに感動したり、感銘を受けたり、楽しんだり、いい思い出がこのマグネットには詰まっている。

 

最後に、アメリカで行った場所に赤シールを貼った地図を載せる。


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