JCBについて

とりあえず、クレジットカードはJCBを使いませんか?という提案だ。

 

まず、クレジットカードと聞くと何を想像するかだが、航空会社のカード、イオンカード、電気量販店カード、銀行系カード、楽天カードなどなど、色んなところからクレジットカードが発行されている。ただ、大事なのは実際のカードブランドである。

それらは、国際ブランドと言われる5つのブランドから大抵は選ぶことになる。ビザ、マスター、アメックス、ダイナースクラブ、そして我らがJCBである。(中国のunion payもあるが、なかなか選択肢にあがってこないかもしれないので、ここでは割愛)国際的に使える五大ブランドのうち4つは全て米国発祥であるが、唯一JCBだけが日本ブランドである。

これはどういうことかというと、イギリスやドイツ、フランスなども国際ブランドカードを持っておらず、米国についで日本が持っているというとても希有な存在なのだ。

さらに、ご存知の通り、クレジットカードの手数料は利用者は支払わないが、使われた店側がカード会社に払う仕組みになっている。つまり、世界中でクレジットカードが使われると、どんどんアメリカにお金が流れることになる。さらに、お金だけならまだしも、購買情報もVISAやMastercardを使えば、全部アメリカに流れることになる。こういうことを嫌ってロシアではJCBが多く使われている。

よって、世界的にも珍しい国際ブランドのクレジットカードを持つ国の者として、自国のJCBを選ぼうということと、さらにJCBが世界中で広く使われるようになれば、手数料がどんどん日本に入るようになり、国を豊かにすることが出来る。そして、何より購買情報という大切なデータの流出も防げる。

ただ、海外によく行く人にはJCBだけでは不便なので、VISAかMastercardのどちらかは念の為持っておいた方がいいだろうが、日本にいる間はJCBだけでもほぼ不便なことはないだろう。世界で最も使われているのは、2020年もVISAであり、金額ベースでJCBの50倍近い。また、以下のデータをみると、union payがものすごくシェアを広げてきていることがわかる。JCBもそれに倣ってと言いたいところだが、他のカードに比べて、手数料が高いと言われるJCBを嫌ってJCBを扱わない店舗もあったりで、なかなか伸び悩んでいる。

https://www.statista.com/statistics/261327/number-of-per-card-credit-card-transactions-worldwide-by-brand-as-of-2011/

 

大事なことは何かと言えば、VISAやMastercard使うにしても、このような状況であることを理解して使うことである。そして、ゆくゆくは、日本のためにJCBを使っていくことである。