日本史について

私は理系出身で詳しく日本史を勉強したことはないので、知識不足は否めないが、ちょっと日本史について書いてみたい。日本ほど国境や民族が長い間あまり大きく変わっていない国は少なく、日本の歴史はダイレクトに今に繋がるという珍しい国である。例えば、ドイツの歴史と言っても、しょっちゅう国境は揺れ動いてきたし、アメリカの歴史と言ってもインディアンと言われた先住民の歴史はもうほとんど残されていなかったり、ずっと繋がってきたという感じはない。日本はそういう意味で、ずっと歴史を繋いできたとても稀有な国であると思う。

そして、先日の建国記念の日を祝っているうちに、日本って今何歳くらいなのかな?と考えてみた。

生まれたのが、神武天皇の即位(紀元前660という説)だとすると、そこから随分と経つが、飛鳥時代聖徳太子やら大化の改新)で物心がついてきた幼児期と言えるかもしれない。それ以前は、あまり文献なども残っていなかったり、神話的な話も多かったりで、まさに乳児期とも言えるので、飛鳥時代で人間でいうところの幼稚園入園という感じ。そして、奈良時代平安時代で日本の形が固まってきたので、そこは小学校時代と言える。特に文化的な成長、文字が多く使われるようになったり、小学校というのに相応しく、今の日本の基礎になる多くの影響を残した時代でもある。そして、やんちゃ坊主、激しいティーンエイジャーという感じの鎌倉時代から戦国時代。特に戦国時代はまさに荒れた高校時代という感じで、色んなロマンのあった時代だったようにも思う。今でも日本史のファンというとこの戦国時代が好きという人が多く、青春時代を回顧する心境に似ているような気がする。

そして、これが終わると、二十歳を迎えたような落ち着いた江戸時代が始まる。まさに日本が成人して大人になったのがここである。江戸時代は私が最も好きな時代で、日本史の中で一番洗練された、スマートな時代だったと思っている。そして、明治時代でいよいよ開国、つまり社会人となり、大人の厳しさを学び、30代でついに昭和に入り、太平洋戦争を経験する。その後、働き盛りを迎えて、バブルがあったり、好景気と不景気を繰り返しながら、今、ちょうど日本はアラフォーになってきたのではないか、なんて思えてきた。

アラフォーは、気持ちはまだ若いが、体力は落ちてくる、そして自分では動かず、経験などを糧に、若手を指導し、育てる年齢だ。今の日本は、豊富な経験を活かせず、逆に周辺の大きな金持ち、または力持ちな若手国家に翻弄される日々で、指導的なポジションにはいないが、そろそろ世界の中でどう振る舞わないといけないか、ちゃんと考える時期であろう。

日本は合理的ではない方法で調和と規律、その中で平和と自由を享受してきた。こういう例は世界でも珍しいが、上手くいけばかなり長続きする。実は日本のアニメが意外にもこういう日本の文化の伝承者になっていたりもする。そして、日本は世界で唯一の被爆国である。もっと世界をリードして、核開発の愚かさ、特に超大国核兵器の保持について、日本国としての立場をしっかりと主張し、諭すべきなのかもしれない。利害関係ばかりで国交を結ぶヨーロッパスタイルも、日本のやり方とは本来合わない。日本のやり方は、義理と人情。外交の方法も是非、日本主導で変えてみてほしい。まずは、以前にも書いた国旗同盟。

私も今アラフォーなので、日本がこうあるべきだと語る前に、まずは自分を見つめ直さないと、なんて自戒する日々である。