自転車について

もう20年前以上になるが、ある英語のテキストに書いてあったのが、これから自転車が減って車が増えるのが中国、車が減って自転車が増えるのが欧州と日本。

今見てみると確かにその傾向は強くなっているようにも思う。日本は車が減っているのかはあまり実感がないものの、環境問題や健康ブームの高まり、そして自転車の機能向上から自転車に乗る人は増えていると思う。

私は車と自転車両方をほぼ半々くらいのペースで使っている。 よって、どちらの気持ちもよくわかるが、車に乗っている時は車道を走る自転車に当ててしまいそうで怖いし、また自転車に乗ってる時は、車がすれすれに通り過ぎるのがすごく怖い。どちらの立場にしても、自転車が車道を走るのが非常に危険だと感じる。

スポーツ用の自転車であれば、車道でもいいが、普通の自転車、子どもを乗せて走る自転車や子ども(13歳未満なら歩道でもokらしいが)が運転する自転車が車道を走っているのは、あまりにも危険に思える。

追い抜こうにも、幼児や子どもを乗せている自転車はフラフラしていることもあり、狭い車道ではとても追い越す気にはなれない。しかも、そうなると、ゆっくりしたペースでしか走れなくなり、たちまち車側が渋滞してしまう。

しかし、この自転車が車道を走らないといけないというのは、自転車が軽車両に分類されているため、仕方ない。道路交通法。。。

しかも、自転車専用道路を走っていれば安心というわけでもなく、自転車同士でもかなりスピードが違うので、追い抜きの際も危ないし、そもそも通勤通学時間は複数台の自転車が道路を走るので本当に危険である。

よって、提案としては、歩行者用道路がそれなりに広ければ自転車もそちらを通れるようにすることや、幼児や園児を乗せている場合、自転車が道路上に何台もいる場合、ゆっくり走っている場合には、歩行者用道路を使うことを許可してもらいたい。

歩行者と自転車の事故が多く起こっていることも知っているが、自動車との事故よりは危険が少ないと思われる。よって、自転車は安全に歩行者用道路を走ることを基本とし、軽車両でもあるので、場合によっては車道を走ることも許可するくらいでいいのではないかと思う。賛否両論あるとは思うが、なんとかして、車道を走る自転車を減らしたいというのは共通認識ではなかろうか。